緊張して大正解!

サイタコーチングスクールのメールマガジンにてコラムを掲載させていただいております。

よかったらぜひお読みください!


NO.6 緊張して大正解!~練習は試合のつもりで~


今日は「緊張すること」についてのお話をいたします。

この時期(※1月掲載)、ほとんどの受験生は日々緊張が高まっていると思います。

「我が子が緊張していて不安です…」「試験のとき緊張したらどうすればいいですか?」

受験生やその保護者から、よくこんな相談を受けます。

このような質問に対して、その道の専門家や書籍などでは

様々な効果的な対策や回避法を提案しておりますが、

私は、いつも決まって言う言葉があります。

「緊張して大正解!」


皆さんは、試験当日まで何日も何年も、

歯を食いしばって、必死に取り組んできました。

人は、必死に取り組んできたからこそ、

いよいよその時を迎えるとなると緊張するものです。

だから、皆さんは緊張していいんです。


自分自身のことを思い返すと、

一度緊張してしまったとき、その緊張を和らげること、

さらに緊張を失くすことは、なかなかできなかったと思います。

しかし、その緊張が上手く作用した時と、

上手く作用しなかったときがあったことも覚えています。


その違いは、なんだろう??と考え、受験生に時間的なゆとりがある場合、

続けて次のことも話します。

「大切なことは、緊張するかしないかではなく、

緊張している中でも実力を発揮できるかどうかです。

だからこそ、普段から自分に厳しく様々なプレッシャーをかけて、

多くの緊張がある中で学習する必要があるのです。」


中学時代に同じ区域の強豪校と練習試合をしたことがあり、

その中学校の体育館の壁に、ある言葉が貼ってあったのを

今でも覚えています。

【練習は試合のつもりで 試合は試合のつもりで】

このときの私は、このフレーズの意味、特に後半部分がいまいち理解できませんでした。

「試合は練習のつもりで」の間違いじゃないの?とさえ、思っておりました。


その後、関係者にお会いすることがあり、言葉の意味を聞きました。

すると、

試合は結局のところ必ず緊張をするものなので、

普段から緊張感をもって練習をすれば、ある意味、練習通りに試合ができる、

という意味だ、とのことでした。

なるほど、、、

よく「試合のつもりで練習をしなさい!」と言いますが、

その言葉の先には、もう一つの意味と言葉があったというわけです。


勉強に置き換えても同じではないでしょうか。

必死に、ひたむきに積み重ねてきた努力が

本番を見据えた緊張感のあるものであれば、

入試当日が近づくにつれて緊張はするものである。

つまり緊張することを、不安要素に捉えるのではなく、

自分の努力の成果=前向きなもの

としてとらえる、ということなのです。

私は医療分野の専門性は持ち合わせていませんので、きっと、緊張しない方法が何かしらあるのかもしれません。

そして、「緊張して困っています」という生徒や保護者に対する返答としては、

詭弁に聞こえたかもしれません。あくまでも、経験則上でのお話です。


試験が近づき緊張して表情などが硬くなっている受験生のお子様や

これから試験に臨むお子様がいらっしゃるのであれば、

一度話してみてはいかがでしょうか?


ちなみに、私自身一度だけまったく緊張しないことがありました。

それは、大人になってから受検した某検定試験です。

×の結果を受けても動じず…

全くと言っていいほど、対策をしないで臨んだ時ほど、

何の心も動かないのだ、ということも知りました😝

〈サイタメンバーズ通信2024年1月掲載分(一部抜粋)〉


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